観る将

お久しぶりです 仕事が忙しくてあまり感想が…棋譜中継は眺めているのですが さて順位戦も開幕しました ６月って感じがしますね 当然のように天彦九段は飛車を振りました もう本格的に振り飛車党ですね 銀冠に構えた先手に対してだいぶバラバラな後手陣で相当勝ちにくそうにみえましたが… バラバラながらも耐えに耐えて間隙をついていって最後はきっちり見切って天彦九段の勝ちとなりました なぜあの陣形で勝てるのかがわからないところで独特の感覚があるのかなと思いました なんやかんや振り飛車が勝つと嬉しいです 真似できそうにありませんが… それでは

おつかれさまです 山崎八段を挑戦者に迎えた棋聖戦がとうとう開幕しましたね AI全盛の時代に独創的な「山崎将棋」がタイトル戦で見れるので楽しみにしていました 山崎八段先手で始まって進んでみると意外と普通な展開だったのですが75歩で「色」がでた気がします その局面自体は作戦負けに見えるみたいですがコメントも「これでいい」みたいな感じでなんか色々今までとは違って楽しいですね 戦場が先手の飛車側で始まってだんだん棋聖が厚い展開になっていきました 攻めに備えて飛車の上下運動をしていたのにこれではちょっと辛いような気がしました しかし17角は魅せた一着でしたね だんだん追い込まれていく終盤で45銀の勝負手…

おつかれさまです 戦型は角換りでしたね 先手からガンガン攻めるのかと思いきや穴熊に囲いにいきました しかし右玉に構えた叡王の端攻めが非常に厳しそうにうつりました 角換り腰掛銀から仕掛けずに穴熊に組む将棋を何局かみたことはあるのですがあまり幸せになれないイメージがあります やはりガンガン攻めていってるほうが勝ちやすい将棋なんでしょうか これでスコアは2-2でフルセットになりました こういうとき王者は先手を引くと勝手に思っているのですがどうでしょうか 大一番の第五局を楽しみにします それでは

おつかれさまです 名人戦第五局は豊島九段がとうとう飛車を振りましたね でるなら2-3局目の後手番のどこかだと思っていましたが背水の陣で振ってきました わくわくしながら見ていましたがガチガチに固めた名人玉と左金が左にいっている美濃囲いの戦いで、しかも右桂が飛べていない形になってるのを見て「先手がすごく勝ちやすそうだなあ…」といつも穴熊にやられている振り飛車党としては心配していました 結果的に馬も引き付けられ美濃はコビンを開けて攻められまさに「穴熊の暴力」という感じで振り飛車党は目を背けたくなるような終局図になってしまいました 振り飛車の達人菅井達也が王将戦でストレートだったことを考えると振るのは…

おつかれさまです 第三局が藤井名人の勝利で終わりました 雁木に対して棒銀が直撃してしまった将棋に見えました 棒銀は攻めの基本ながらあまりでてくることのない戦法なのですがやはり決まれば強いんだなと再認識しました その後の豊島九段の32銀打ちは本局への気持ちが表れているようで印象的でした とはいえその後はじっと名人がリードを広げていって早い終局となってしまいました 先の二番と違ってねじりあいとはならず豊島九段としても不本意な一局だったかもしれませんが、カド番の先手番ということでふんばってほしいところです あまりストレートはみたくないので… それでは

お疲れ様です 先日の第三局で伊藤七段が勝って藤井叡王に王手をかけました 内容は角換りで後手の伊藤七段は割とクラシックな駒組だったように思います 45歩からの攻めで厳しい時代なんじゃないかと思いましたがあの先手藤井叡王の攻撃を受けきって細そうな攻めをきっちりつないで最後叡王の猛追を逃げ切っての勝利は後手角換りの希望と言えそうな内容に感じました 一度勝ってから連勝は伊藤七段も自信になっていると思います 一方初めてカド番に追い込まれた藤井叡王がどう巻き返していくのかも興味深いです なんとなく第三局を取ったほうがタイトルを取る予想を立てていましたがどうでしょうか 後手番ブレイクした伊藤七段に風は吹いて…

こんばんは 今年もこの季節になりました 今年はリーダーの数が減ったんでしょうか？ 新たに中村・佐々木八段登場で楽しみでした 永瀬九段は相変わらずの増田愛でしかも一本釣りは強いですね 誰が羽生九段を選ぶのか気になってましたがまさかの藤井八冠がドラフト獲得ということでこれはとんでもない話になりました ひたすらドラフトを外し続けた渡辺九段なかなか不憫にうつりましたね 全体を見てみるとそんなに真新しい人はいないのかな？という感じです なんやかんやで毎週土曜日に将棋がないと物足りない人生になってしまったので長く続いてほしいですね それでは