症例は9歳、ブリティッシュショートヘアの猫ちゃんです。 5年前から角膜中央に点状の黒色壊死あり。 手術を推めたが、経過観察希望。 ある日、黒色壊死側の目から流涙、眼痛、眼瞼痙攣あるとのことで来院。 黒色壊死部周囲の血管新生、角膜浮腫あり、穿孔、眼房水流出の可能性あり。 治療は角膜深部まで到達してる可能性があるため、外科治療を選択。 角強膜移動術を行う予定です。 角膜黒色壊死症について 病態 角膜分離症とも言われ、どの猫でも発症ば見られるが、特にペルシャやヒマラヤン、シャムなどで好発する。詳細な原因やメカニズムは明らかになっていないが、慢性的な角膜潰瘍や角膜炎などに続発してみられ、猫ヘルペスウイ…