高配当株は本当に株主の利益につながるのでしょうか。 近年は株主還元を重視する企業が増え、高配当株投資の人気も高まっています。しかし、利益をすべて配当に回せばよいというほど、問題は単純ではありません。 企業が利益を内部留保して再投資することには、財務基盤の強化や将来の成長につながるというメリットがあります。一方で、留保した利益が必ずしも株主価値の向上につながるとは限らず、経営陣の都合によって過度な内部留保が行われるケースもあります。 では、株主にとって理想的な配当政策とはどのようなものなのでしょうか。今回は、バリュー投資の父と呼ばれるベンジャミン・グレアムの名著『証券分析』をもとに、高配当政策と…