先日読んだ茨木のり子の「詩の心を読む」は、さまざまな詩人を紹介してくれる内容だった。なかでも、わたしは「吉野弘」「岡真史」「黒田三郎」「川上肇」「石垣りん」の詩が心に残った。 気になる人を少しづつ深めようと、8月は黒田三郎に焦点をあてて読書していた。自分の弱さを抱えながら、子供を育て仕事をする姿に響くものがあり、もっと知りたいと思ったからだ。 読んだのは、「小さなユリと」「詩の作り方」の2冊。 詩集 小さなユリと 作者:黒田 三郎 夏葉社 Amazon 詩の作り方 2訂版 (作法叢書) 明治書院 Amazon 前者は詩集で、妻が入院している間に娘と2人で過ごした日々についての作品。後者は、タイ…