はしご酒(Aくんのアトリエ) その五百と十九 「セイイヲモッテ テイネイナ セツメイヲ」 「脱、ダークネス」 えっ? 「脱、ハラグロ」 ん? 「脱、ヨコシマ」 んん? 「脱、シリシヨク」 んんん? 「ソレが、ソレこそが、本来の『誠意をもって』の意味なわけ」 あ~。 「にもかかわらず、もう、単なる『様式美』みたいなモノに成り下がっているんだよな~、誠意をもって、が」 出ました、様式美。 「その様式美って、エナジーが爆発していた黎明(レイメイ)期のハードロックのその荒ぶる魂を、徐々に蝕(ムシバ)んでいった、という、あの様式美ですよね」 「そうそうそうそう、あの様式美ね。肩をもつわけじゃないけれど、…