人間がお互いに、自ら積んだ埃のために死なねばならないのは当然のことである。これは当り前のことなのであるけれども、人間は死んでは困るからと云って、神様に無理なお願いをして、この世に置いて頂きたいと頼むのである。 私等はこの無理な願いを神様に叶えて貰おうと思へば、私等は又神様の仰せになることが、たとへ無理であっても、それを聞いて通らせて貰うと云うだけの心が無ければならないのである。それを「そんな無理なことは聞かれません」と云ってしまへば、神様も亦私等の無理を叶えて下さらないのである。 普通の道理にないことや、人間の頭で考えて不思議と思われることの現れて来るのも、神様の無理を聞かして貰って行くからで…