プレジデント 2024年8月30号 こういう雑誌の記事は中身は薄いことが多いが、今回はまあまあだった。タイトルに必ずしもそぐわず、本はたくさん読めばよいというものではないと意見も多かった。それは古くはショーペンハウワーも「読書について」でいっていることだ。「多読に走ると、自分の頭で考える力が失われてゆく」 楠木 健:経営において真に物をいうのは「センス」。 読書は本質的に「対話」。普通なら到底出会えないような大物と驚くほど安価に対話することができる。多読・速読は「スキル」。しかし、読書に効率だけを求めているような人でピリッとした面白さを備えた人物を私は今まで見たことがない。分母をいくら増やして…