非常に危険な、恐ろしい冤罪事件だった。 12月27日、大川原化工機事件につき、東京地裁は警察・検察の違法を指摘し、国と東京都にあわせて1億6200万円余りの賠償を命じる判決を下した。 日本テレビニュースより 2020年3月、生物兵器製造に転用可能な噴霧乾燥機を無許可で中国に輸出したとして、社長ら3人が外為法違反などの疑いで警視庁公安部に逮捕された。初公判直前に検察が起訴を取り消すという異例の展開をたどるが、拘留中に1人にがんが見つかり8回におよぶ保釈請求も無視されて起訴取り消しの前に死亡するという悲劇も起きた。 事件に関わった現職捜査官が「捏造だ」と回答、研究者が、捜査報告書に書かれた自身の意…