大川原化工機冤罪事件とは?逮捕・がん発覚・国家賠償までを時系列で整理 2020年、噴霧乾燥機の不正輸出容疑で3人が逮捕 しかし翌年、公訴取り消しで冤罪が判明。拘束中に胃がんを発症した1人は治療が遅れ亡くなりました。2025年5月、高裁は1億6,600万円の賠償を国と東京都に命じています。 1.事件の発端(2020年3月) 2020/3/11 警視庁公安部が横浜市の大川原化工機役員3人を逮捕。 容疑:外為法違反(噴霧乾燥機を許可なく中国と韓国へ輸出)。 当局は「生物兵器に転用可能」と判断したが、同機は粉ミルク製造など民生用途が主。 3人は約10か月強(332日)勾留され、6回目の保釈請求でようや…