delirium
意識障害の一つ。 意識レベルが低下したり混濁することにより、 見えるはずも無いものが見えて大騒ぎする症状がある。 突然興奮して、異常行動や異常な発言をしたりする。
原因は、アル中、認知症、薬物依存等。 また、一時的なものでは、ICU症候群などによる極度のストレスや、麻酔、 脳外科手術後にも多く見られる。
自分の休日 今日14日午後、母は退院しました。 薬による一時的な譫妄は消え、階段昇降や歩行にも(以前ほどではないにしろ)問題ない為、早期退院となったようです。 私はたまたま公休でしたが、今回は帰省せず、弟夫妻に全てお任せして「自分の為だけの休日」を満喫しました。 おそらく当分の間は、連休のたびに帰省して、家事を担わないといけないでしょうから、今回だけは甘えさせてもらってもバチは当たるまい・・・と。 とはいえ、ちょっとした仕事を片付ける必要があったので、「自分の為だけの休日」にはなりませんでしたが・・・。 それでも、「やり遂げた感」があるので、いい気分転換にはなりました。 ちょっとした仕事のひと…
日本語 意識障碍関連語 23種類プラス 意識 consciousness awareness conscious 意識下 conscious 意識下鎮静 conscious sedation 意識下鎮静法 conscious sedation 意識混濁 clouding of consciousness status nervosus 意識障害 impaired consciousness consciousness disorder disturbed consciousness 意識消失 loss of consciousness unconsciousness atypical abse…
カール・アンダーソンが贈るナチュラル・ハイジーン・クラシックス 以下、翻訳です。 "INHSの会員であり、長年の衛生学者であるカール・アンダーソンが、"Dr. Shelton's Hygienic Review "やその他の出版物から興味深い記事を集めて紹介する。「シェルトン博士の文章を知らない人たちがシェルトン博士のことを知り、自分でも研究してみたくなることを願って、これらの記事を掲載しました。私は個人的に、HMSは私にとって "最終的な "権威のひとつであると考えています」。 記事集の続きはこちら 病気は治療活動である-HMシェルトン 衛生評論第XXIV巻、1978年7月、第11号病気は治…
2024年3月26日(火)――このポストが行なわれた日からみて「次の火曜日」――に「第6回非難の哲学・倫理学研究会(佐々木拓がオーガナイズ)がある。私はそこでヒュームの責任論とストローソン(父親のほう)のそれを比較する発表を行なう。その原稿が文字として存在するので、公にしておきたい。ただし、HatenaBlogの仕様のため、引用における傍点強調などは抜けてしまっている(体裁上の不足点についてはご容赦されたい)。 《自由と責任にかんするヒュームの立場は正確にどのようなものか》はあまり知られていないので、その点に関心のあるひとにとっては役立つテクストになっているかもしれない。 >>>> ヒュームと…
『さよならの手口』若竹七海(文春文庫) 文庫書き下ろしの葉村晶シリーズ第四作。 長谷川探偵事務所の閉鎖に伴い古本屋でアルバイトをしていた葉村は、故人の遺品の整理中、古くなっていた床板に開いた穴から落ちて怪我をしてしまう。あろうことか穴からは白骨死体が現れた。入院先の病院で所轄の渋沢刑事らから事情を聞かれた葉村は、事件の真相を言い当てる。 同室に入院していた芦原吹雪がそれを耳にして、二十年前に見合いに出かけたきり行方不明になった娘の志緒利を探してほしいと依頼した。 当時調査をした元警官の探偵・岩郷の調査報告を読み返し、芦原吹雪がかつての銀幕のスターであり、未婚だった吹雪の娘の父親を巡って大物政治…
ご家族のどなたかに認知症という診断が下されたとします。認知症という病気に対する心配も不安もおありだろうと思います。具体的な心配や不安についていえば、例えば、徘徊を始めるのではないか、物を取られたといって家族を疑うのではないか、介護拒否は、暴言や暴力は――等々ではないでしょうか。 今回はこれら誰もが不安に思う認知症の症状の中の、特に周辺症状について説明をさせていただきたいと思います。 1.中核症状と周辺症状認知症には「中核症状」と「周辺症状」のふたつがあります。この周辺症状がBPSD――行動・心理症状です。 中核症状とはほぼすべての認知症においてみられる症状で、「記憶障害」「見当識障害」「理解・…
かつて、戦争があった―― 遺伝子を調整し、生まれながらにして優れた 身体能力や頭脳を持つ人類(コーディネーター)と 自然のままに生まれた人類(ナチュラル)が存在する時代。 コーディネーターとナチュラルの間では 己の存在をかけた思想が衝突し、 武力を用いた戦争へと発展していた。 その最中、個々へ役割を強制的に与え、 競争のない世界を創成するシステム 「デスティニープラン」が提唱されるが、 人類の自由な未来と希望を守るため 「デスティニープラン」は戦いの中、 拒絶されることとなった*1 ――そして、20年の時が流れた www.youtube.com ってこれじゃあガンダムXだよ~! というネタが成…
これまでのあらすじ コロナ禍のお見舞い事情 Y病院は平日のみ 土日にほっとする これまでのあらすじ 以前からの脊髄圧迫骨折は 特別の痛みもなかったけれど 新しい圧迫骨折の激痛で 動けなくなった高齢の母。 ************** 圧迫骨折とは転倒などで ポキっと折れるそれではなく 上下方向からの加力による 背骨の骨折です。 加齢や骨粗鬆症に起因することが多く 背が縮んだり背中が丸くなるのも 一つの症状ですが 特別な痛みもなく気付かないうちに 発祥していることも有ります。 ************** やっと入院先が決まったY病院で 重度の褥瘡(床ずれ)が見つかり 治療のためJ病院にいったん…
J.-H.ROSNY AINÉ『LA FEMME DISPARUE』(COSMOPOLITES 1925年?) 幻想小説アンソロジーでよく掲載されているロニー兄の作品です。以前、『L’ÉNIGME DE GIVREUSE(ジヴリューズの謎)』という分身を扱った超自然的小説を読んだことがありますが(2022年11月5日記事参照)、本作は、幻想小説やSFのジャンルに入る作品ではありませんでした。 大衆冒険読み物といった感じで、結局は一種の探偵小説。冒頭から自然を舞台とした追跡劇があり、一気に物語に引き込まれました。今回は謎解き小説で、ネタバレが致命的になるので、犯人解明の最後の部分は略しますが、お…
父の幼少期の話はこの歳になるまで聞くことが少なかった。 今日、両家挨拶の件で父と話すために実家に行き、たまたまそんな話を聞いた。 生まれは東京都中野区。幼少期に今の西東京市に移り住んだ。 1950年代の話。 祖父は何を生業にしていたのか。 リアカーを引いて廃品回収をしていたと言っていた。 小学生の父も一緒について行っていたらしい。 リアカーを引きながら、祖父は「泥棒がいる」と見えもしない人を指さしたりしていて、そんな祖父を小さい父が祖父の腕を掴んで「どうしたの!」と言いながら止めていたと。幻覚を見ていたのだろう。 肝硬変で亡くなった祖父。恐らくアルコール依存症だったのだろう。 家は貧乏で、給食…
1月23日、 昨日まで五日間、入院していた。自殺に失敗して病院に搬送されたのだ。二日間意識を失っていた。目が覚めてからは、死にたいという切羽詰まった気持ちが消えてしまっていて、何だか何もかもに寛容になれるような不思議な気持ちでいた。会う人ごとに懐かしさを感じるみたいだった。でも、何処となく計算高くもあって、もう十分元気だと医者にアピールしつつ、元気さを強調し過ぎて、焦っているとか、躁状態だと思われない程度に、自分をコントロールすることも出来るだろう、と考えたりもした。本当に有り難いことに、譫妄状態が晴れると、自分が、いつも以上に正気だと感じられた。だから、医者の先生にも、僕がもう狂っても、歪ん…
あるのだ、あることでおれたちをだましたのだ、お祖母さんのやり方は不正直だ、卑劣だ、と叫んだものである。かわいそうなポタープィチは、その晩すぐ大負けのあとで、涙ながらこれだけのことを、すっかりわたしに話して聞かせた。 「あのふたりの衆は、お金を自分たちのポケットへ詰め込んだもので、現にわたくしはこの目で見ましたが、あいつらは恥も外聞もなくお金を盗んでは、のべつポケットヘ突っ込んでいるのでございます」とポタープィチは訴えた。 たとえば、お祖母さんにフリードリッヒ・ドルを五枚ねだると、さっそく、お祖母さんの賭けている隣りへ賭けた。お祖母さんが勝つと、これはわたしのほうが勝ったので、あなたのは負けです…
尾添椿「祖父から聞いた満洲の話」 祖父から聞いた満洲と戦争の話: トラウマとPTSD作者:尾添椿Amazon2024年1月15日刊。30ページの薄い本だが内容は衝撃的。著者の祖父は戦時中に徴兵され満州で軍務に就いていた。年老いて体調を崩し、寝込むようになってから著者に昔の話をするようになった。そのうち譫妄が襲ってくるように。今であれば、それが心的外傷後ストレス障害(PTSD)であるとわかる。満州時代の理不尽な暴力は、ここに描写されたものだけでもすさまじい。こうしたことが平気でまかり通るだけで、戦争が絶対悪なのがわかる。こんな世界に放り込まれれば誰でもおかしくなる。が、本作が描くのはそれだけでは…
www.youtube.com ★ おお、聖なるかな ひとびとよ 飢えた路上に立つ未来のおれよ この夜の果てに旅立とうとするものらよ けつでも喰らえ なにもかもがうそ なにもかもがでたらめ おれはサンタクロースなんざ信じたことがない 幼稚園の催し 隣の山口公民館で モノクロ・アニメの上映会 仮装した男を哀れげに見たおれ 性と聖を掛け合わせた惨めな動物たち そして羽をもがれ、地に伏したるわが同類たち 〈肉体はない、だがまだ死んでいるわけではない〉とつぶやく幽霊たち そのなかでもっともふさわしい死を撰びだして「幸福」と名づけたい リズム・パターンに合わせてウォークマンを踏み潰す儀式 あらゆる孔に符…
好きな人と一緒にいたい気持ちは わかるようでいて分からない 好きな人には幸せになってほしい 自分と一緒にいると 不幸な目に会うかもしれないから なるべくなら嫌いになってほしい 取り返しのつかないことになる前に 自分を遠くに追いやってほしい そう思ってしまう そばにいるだけで幸せとか すごいな 他の人は違うんだろうか カップルを見かけると 怖くないんだろうか 自分がきっかけで 相手の幸せを壊すようなことに 出くわさないかとか考えてしまう なにもしないだけで 相手が傷つくことなく 過ごすことができるのに 食事をして お腹いっぱいになって 美味しい思いをしても あとで必ず腹痛がおこり 排泄する羽目に…
journals.lww.com この研究の目的は、ABCDEFバンドルと長期の集中治療後症候群(PICS)関連のアウトカムとの関連性を調査することでした。J-PICS研究の二次分析が行われました。この研究は、2019年4月1日から2019年9月30日までの間、日本の14施設と16のICUで同時に行われました。 対象は、少なくとも48時間は人工呼吸器を使用すると予想される成人ICU患者でした。介入はありませんでした。 最後の24時間のバンドル遵守は、朝8時にチェックリストを使用して記録されました。バンドル遵守率は、各日行われたバンドルの数の3日平均を合計のバンドル数で割ったものでした。 バンド…