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譲渡車両

(一般)
じょうとしゃりょう

譲渡車両とは

鉄道において、車両を他社から譲り受けるた物を指す。

基本的に大手私鉄で、サービス向上の為に新車に置き換えられた旧型車両を、別の鉄道会社で機能を活かして活用した物。

無償・有償以外にも、購入車両に合わせて線路の設備を整備するセットで譲り受けた物があったり、くず鉄として登録・売却された物を海外で復帰させたりと様々なケースがある。
通常は車両売却の一言でくくられるが、実際の線引きはケースバイケースである。

譲渡車両は大概、提出元の会社と規格が合う会社で最小限の整備を行い使用されるが、元の会社より規模が小さい会社へ車両が譲渡される例が多い為、短編成で運用できるように改造される例が多い。
車体と走行部品を別途購入して組み合わせて使用する場合もあり、その際に全面に渡りデザインに手をつけて新車同様の物として車両を登場させる場合もある。

代表的な譲渡例(一例)

大手私鉄の東急電鉄・西武鉄道・京王電鉄・東京メトロ(営団地下鉄)の車両を、日本全国の中小私鉄に譲渡する例が多い。

東急7000系 弘南鉄道、福島交通、北陸鉄道、水間鉄道
西武701系 総武流山電鉄、上信電鉄、伊豆箱根鉄道、三岐鉄道
京王5000系 伊予鉄道、富士急行、一畑電車
営団地下鉄各型 長野電鉄、日立電鉄(他に部品単位での活用あり)

1994年のJRディーゼルカーのロシアへの譲渡、1995年の、東京メトロ(当時の営団地下鉄)丸ノ内線の車両をアルゼンチンに大量譲渡した例から海外での譲渡車両活躍例が登場。
タイ王国・フィリピンでの譲渡車両使用をはじめ、インドネシアでは都営地下鉄車両・JR車両に引き続き東急からの車両を譲り受け、今後譲渡車両として使用予定である。

営団地下鉄 ブレノスアイレス・メトロヴィアス
名古屋市営地下鉄 ブレノスアイレス・メトロヴィアス
JRキハ58系 ロシア国鉄、タイ国鉄、ミャンマー国鉄
JR103系 インドネシアPT.KA
都営6000系 インドネシアPT.KA
東急8000系 インドネシアPT.KA
東葉高速1000系 インドネシアPT.KA
12系客車 フィリピン国鉄
24系客車 タイ国鉄
名古屋鉄道気動車 ミャンマー国鉄
のと鉄道気動車 ミャンマー国鉄
伊勢鉄道気動車 ミャンマー国鉄
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