護摩供養では様々な密教独自の法具を使いますし、食べものもお供えとして投じます。今回はそういった、護摩支具(ごましぐ)護摩用品のご紹介をしたいと思います。結構聞かれることが多くて、あれは何を入れているんですか?と聞かれますから、画像でご紹介したいと思います。 まず、外せないのが護摩木です。向かって右側の少し太い木が36本あります。そして左側のが108本、いわゆる煩悩の数を縛っています。その上にある小束は21本です。これらすべて意味があり、その意味が持つことを燃焼していくわけなのですが、太い木は粗く削った煩悩を顕します。三毒(貪瞋痴)から始まって、邪なものの見方までをも焼いていきます。結構、荒い煩…