『空白』(2021)、『神は見返りを求める』(2022)などの作品で知られる吉田恵輔監督が自身のオリジナル脚本で撮った最新作『ミッシング』は、娘が行方不明になり、出口のない暗闇に突き落とされた家族の姿をリアルに、繊細に描いた問題作だ。 youtu.be 手がかりのないまま時間だけが過ぎ、焦燥する母親・沙織里を演じるのは石原さとみ。石原は吉田作品への出演を7年前から熱望していたそうで、本作でようやくふたりのタッグが実現したことになる。 沙織里の夫・豊に青木崇高、沙織里たち家族の取材を続けるテレビ局の記者・砂田に中村倫也、沙織里の留守中に娘の面倒をみて、最後の目撃者となった沙織里の弟・圭吾に森優作…