学者などが研究熱心なあまり、現実社会と疎遠になったときに使われる言葉。また、そのような状況に居る人物を揶揄する表現。 サント・ブーブ(Charles Augustin de Sainte-Beuve 仏、文芸評論家・詩人・小説家1804-1869)が、詩人ビニー(Comte Alfred Victor de Vigny 1797-1863)の態度を批判して使われるようになった。 日本には、厨川白村が紹介。
・亀田俊和氏の勤務先への抗議などは、絶対にやめて下さい。宜しくお願い致します。 ・初めて当エントリーを読まれる方は、亀田俊和 - Wikipediaの他、以下の「呉座勇一事件(呉座騒動)」に関する記事などの、ご一読をお勧め致します。 kensyoiinkai.hatenablog.com kensyoiinkai.hatenablog.com kensyoiinkai.hatenablog.com 「匿名で悪口スクショが続々と…」呉座勇一氏“中傷投稿”問題、渦中の北村紗衣氏が語る顛末 | 文春オンライン 自分を責める気持ちが湧いてきて…呉座勇一氏“中傷投稿”問題、北村紗衣氏が語る「二次加害の重…
人は、すべてを経験することはできません。早熟で世に出る人などは、生きてきた時間もそのことに接した時間も、長くその道にいる人より短いのです。だから、よほど努力しないと続きません。 プロに1万時間が必要といっても、2万時間や3万時間を経たからといって、皆がプロになれるわけではありません。そこでは、質的転換が求められます。 レッスンとは、練習を時間として重ねる場でなく、その方法を知ったりチェックしてワープのきっかけを得るところです。時間そのものを変えてしまうのです。 大学は象牙の塔と揶揄されていました。それは現実の世界、ステージでなく、イメージ、あるいは、ことばの世界だからです。そこから実践すると、…
anond.hatelabo.jp 分かる部分と分からない部分がある気がする。僕も、30代で特にこの先結婚・子育てをする予定も無く、かといって仕事で何かをなすような人間でも無いので、むなしいという気持ちはよく分かる。そしてそのむなしさが、趣味に打ち込むとかでは解消されないんだろうなーとも、思う。ただその一方で、そこで感じるむなしさが、「自己実現できていないから」ではないかというのは、僕はよく分からない。というのも僕は子どもの頃から、そもそも結婚したり子供を産んだり、あるいは仕事で大成することに一体何の意味があるのか、よく分からなかったから。おそらく、もし本当に「子どもを産み育てることこそが、こ…
少なくとも人前に出るのには向いていない。そう思わせるのがe-Sports界隈の方々である。誹謗中傷をするだけであれば,そこのエリートを気取ったお兄さんも,誰もが経験済みであろう。問題は,それを「人前でやってはいけない」と学ぶ機会がないことである。 もちろん学校で「○○教育」と称して教えるまでもない。子供時代の,それ自体はありふれたノリとヨタを,長じて「いかに馬鹿げたことをしていたものよ」と自省することなく身体だけ大きくなってしまった。とかく独善的になりがちな子供的思考をただす環境も,人材も,周りにいなかったということである。私も平均よりはこうした思考が残っているほうなので偉そうなことはいえない…
皆さんこんにちは。 百万巻の写経勧進による白鳳伽藍復興という空前の事業を興した、薬師寺管長高田好胤とはどのような人物だったのか。 前回はいよいよ薬師寺管長となった好胤が、その晋山式で多くの聴衆を前にして金堂の復興を誓い、写経勧進によって浄財を募ることを決意したことをご紹介しました。 www.yamatotsurezure.com 目標金額10億円。 必要な写経は百万巻。 それは、いつ到達できるかもわからない、途方もない数字が並ぶ道程でした。 また、金堂復興は、ただお金が集まればできるというものではありません。 どのような設計とするのか。 どのように施工するのか。 誰が大工の指揮を執るのか。 巨…
大学が、単に研究だけをしてればいいわけではなく、稼げることが求められている。もちろん、厳しい財政難のなか、補助金だけを貰って何の成果もだせないでは、まずいことは当然です。 ここでよく比較されるのは、アメリカの大学です。しかし、アメリカと日本とは考え方や法制度が全く異なります。 そもそも、国立大学はないはずです(州立とかウエストポイントとかは別です)。寄付が節税になったり、ベンチャーが当たり前の国です。産学協同、軍学協同が当たり前の国です。 日本はこの点でまだまだ不慣れであり、また、世論も学問は儲けるためではない、と抵抗する場合が多いと思います。 象牙の塔に閉じこもるのは困りますが、環境や制度を…
おやおや。ずいぶん大げさな記事だ。太宰とドストエフスキーだってさ。しかも「人間失格」と「カラマーゾフの兄弟」とはね!どうせ生かじりの浅薄な文学史の知識でもって、チンプンカンプンなトンデモ論をぶつぶつ唱えようってんだろ。やめろ、やめろ!馬鹿につける薬はないぜ・・・みたいな拒絶反応をする人たちに、僕は反論する術を持たない。なぜなら、その通りだからだ。この二人の超有名作家が自らの命を削りながら一字一字刻むように書いたであろう代表作の関連性だなんて、それこそ象牙の塔の奥の院に何十年もこもって研究している大先生でさえ言葉にすることを躊躇するような深淵なるテーマについて、僕ごときが論評するなんて、そんなお…
前半:音源後半:RIOT STORY 1981年、ニューヨーク出身のハードロック・バンド、RIOT(ライオット)はエレクトラ・レコードとレコード契約を結び、3枚目のスタジオ・アルバム「ファイアー・ダウン・アンダー」(原題:Fire Down Under)を発表する。 ライオットの最初の2枚のアルバム「ロック・シティ」「ナリタ」は好評を博したが、プロダクション面ではベストとは言えなかった。しかし「ファイアー・ダウン・アンダー」におけるプロダクションは最高で、バンドはソングライティングの面でも最高の状態を維持しており、すべての要素を備えた素晴らしいアルバムに仕上がった。 1981年1月、ライオット…
ネバーエンディング・ストーリー 75点2022年4月19日 レンタルDVDにて鑑賞出演:バレット・オリヴァー ノア・ハサウェイ タミー・ストロナッハ監督:ウォルフガング・ペーターゼン ふと思い立ってTSUTAYAで本作をレンタル。古い(といっても1980年代だが)時代の映画には、CGには出せない質感があるなと、あらためて実感。だからこそ自分はこの年齢になっても『 ゴジラ 』が好きなのだろうと再確認した。 あらすじ 母の死から逃避するために、以前にも増して本の世界に逃避するバスチアン(バレット・オリヴァー)は、いじめっ子から逃げる際に駆け込んだ本屋で不思議な本と出会う。学校の屋根裏でバスチアンは…
ST 警視庁科学特捜班 赤の調査ファイル【電子書籍】[ 今野敏 ]価格: 726 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 警視庁キャリアの百合根友久警部は上司の三枝参事官から呼び出され、「科学特捜班」通称「ST」の監督役を拝命する。それぞれが一芸に秀でた優秀な捜査官ながら性格的に難を抱え、通常の組織ではやっていけない「はみ出し者」揃いの中で四苦八苦するが、徐々に事件の捜査におけるSTの優秀性が発揮されるにつれて、信頼感とチームに対する愛着が生まれて来る。 今回の事件は大学病院で搬送された男が急死する。医療ミス訴えたものの民事裁判で敗れた遺族が刑事告訴したためにSTにお鉢が回ってきたもの。その大学病院…
今こそ、 厚生労働大臣または内閣総理大臣の権限、命令により、 ワクチンやマスクといった感染症対策、日常規範を義務化できるよう、法律を整備するべきだ。 ワクチン反対派や、3回目はいいや、等と言う者は、科学の理解、教育が足りていない。少なくても高等学校からやり直し、生物Ⅰから勉強し直すべきだ。中卒か教育困難校の出か? 正常な議論を期待するだけ時間の無駄なのか? たぶんそうなのだろう。 夜間に住宅街を歩くと、たまにすれ違う者の半数は、マスクをしていない。中には大声で話しながら通り過ぎる者さえいる。20代と思しきが多いが、殆ど、教育のあるようにはには見えない。 教化すべきである。が、これは別の議論。 …
今回のウクライナでの戦争が始まってから、「21世紀の啓蒙」や「暴力の人類氏」を書いたS・ピンカー氏ならこの事態をどうみているのだろうかと思っていたところ、氏がこの事態への見方についての見解を書いていることをしった。(ボストン・グローブ」に寄稿した「ウクライナ侵攻で世界大戦後の『長い平和』は終わりを迎えるのか」)(「クーリエ・ジャパン」で紹介) 以下その稿について少し考えてみたい。 まず氏は「苦しみ以外には何も生まない戦争を、人間はなぜこうも繰り返すのか。世界大戦で多くの国が「戦争は悪」と認識したはずなのに、戦争が地上から消えたことはない。そして今、国際秩序を大きく揺るがす侵略をロシアは続けてい…
上昌広先生による新型コロナをめぐる発言は、毀誉褒貶がありながら、ほとんど唯一と言っていいほど、バランスのとれたことを言っているように思われる。 それは、早い話が、彼が「法律」の話をしているから、ということが分かる。なぜか、日本でマスコミに登場してくる専門家は、医療法について語らない。新型コロナが、もしも 人間と関係ないウイルスならば 勝手に研究室の中の象牙の塔で誰にも知られずに研究をなさっていればいいと思うが、残念ながら、新型コロナは人間に影響を与えてしまった。ということは、新型コロナへの対策は必然的に、 人間の行動を制限する ものにならざるをえない。ということは、必然的にそれが「法律」の立て…
2022/03/29 14:56追記: 残念ながら狐はやる気満々で狐の裏で和平交渉を試みようとした民間人を毒薬で警告・威嚇した様で以下はメディア様の願望に過ぎなかった(或いは伝統芸能の情報操作)模様。やはり力のプロトコルでないと狐は理解不能らしい(今更ですが)。狂人は狂人故に狂人也。(追記おわり) ○○を再定義する。とか意識高い系(例えばApple)が発信する場合は宣伝と言う名のプロパガンダ(例:iPhoneは携帯電話を再定義した。)で当事者と信者は心酔するのだろうが狐と信者にとってはウクライナ侵攻の失敗を伝統芸能の情報操作で再定義するらしい↓ jp.reuters.com まあ誰しも当初目標…
「格差の時代」の労働論―ジョン・ロールズ『正義論』を読み直す (いま読む!名著) 作者:福間 聡 現代書館 Amazon …労働や生産性を人間にとって最も重要な価値であると規定し、そうした価値を促進すように社会の諸制度は編成されることを唱導する「労働中心主義社会」も、まさしく卓越性原理に基づく社会であると考えることができるのだ。 『正義論』を執筆した中期のロールズは、こうした労働中心主義社会に反対していた(社会の効率や生産性よりも正義の実現の方が優位にある)。… (p.185) もしこれらの利益(自尊心、社会からの承認、疎外感の克服、健康)を与えてくれる活動が労働以外にもあるならば、「社会が雇…