画像出典:二字熟語辞典 わたしの子供の頃の家庭は貧乏に箔が付く程でありました。 父も母も体が弱く月の殆どがあまり稼げなかったからです。当然、わたし達兄弟は欲しい物があっても残念するのは致し方のないことでした。服は親戚の同年代の古着でしたし、教科書も古でした。今の様に無料配布の時代ではなかったのです。鉛筆一本でさえ、買ってくれと言い出しにくかった。 しかし、晴れ着やお出かけの洋服が欲しいとは思いませんでした。何故なら、それを着る機会が皆無だったからです。出かける先がなかったのかいえば、無くはなかったが遠くそこまでの足の手段もお金もなかったから。 ただ、お下がりの服を親戚や長兄から回って来て着る事…