>ご飯を作り、家の中を整え、子どもに適切なアドバイスをしたり、困っていそうなときはそれを察して手を差し伸べたり、子どもの性格や好みをよく見て合いそうなものを差し出したり、学校や社会に出たときに困らないように事細かにあれこれ教えたり…そういうことがちゃんとできるのがいいお母さんだと思っていました。賢母の姿ですね。半世紀前までの日本の御母様のあり方です。子どもの数も今より多くて、また家事も重労働で、母親は子どもの相手をする時間がありませんでした。子どもの方でも、自分で生活できる大人になる必要を理解できました。其れは当時の日本が未だ貧しかったからです。貧しいと言うことは、ここに書かれているような母親…