アンデルセン童話の赤いくつ。 お母さんを亡くして、ひとりぼっちになったカーレン。 靴を買うお金もなく、夏ははだし、冬は木靴をはいていた。 そんなカーレンを呼び寄せた親切なおばあさんは、 教会に行くために、 カーレンに新しいドレスを買い、新しい赤い靴を買ってあげました。 おばあさんは目が悪かったので、教会に不釣り合いなダンス用の靴だとわかりませんでした。 カーレンは赤い靴をはいて教会に行き、教会からの帰り道、 なんだかウキウキしてきて、踊り出しました。 いちど踊りだしたら、止まりません 靴が身体にくっついて離れないのです。 おばあさんはあの子を止めてと叫び、カーレンの足から赤いくつを脱がせると、…