小川未明の作。初出:大正10年1月「東京毎日新聞」
今日の読み聞かせは、高学年対象なので小川未明さんの「天下一品」にしました。小川未明さんは、「赤いろうそくと人魚」を書かれた方で、読まれた方が多いのではないかと思います。 働くことがつまらなくなった男が家にあった仏像を村の物知りにみてもらった。物知りから「手が欠けているが天下一品の仏像で千両は下らない。」と言われた男は喜んで家にもどった。噂を聞いたお金持ちが高く買おうと尋ねてきたが、もったいぶってすぐには売らなかった。そんなある日、男はある骨董店で同じ仏像を見つけて・・・・。