秋が深まり冬になっていくこの季節になると赤い実が生っている草や木をよく見かける。硬そうな小さな実が多いが、見た印象だから本当はどうなのかわからない。鈴なりになってものすごい数の実が生っているのを見つけると、驚くけれど、この写真の活けられた枝のように少ない実は儚いけれど、数が少ないことが却って艶やかで、美しい。写真は京都のどこかの道を歩いていて、どこかのショウウインドウに飾ってあった花瓶の赤い実の生る枝。 赤い鳥小鳥という童謡は北原白秋の作詞。赤い鳥小鳥、なぜなぜ赤い、赤い実を食べた。子供に「なんであの鳥は赤いの?」と聞かれて「なんでだろうねえ・・・赤い実ばっかり食べたのかもしれないねえ」と答え…