卒業式が近づいてくる。 小学6年生で起立性調節障害と診断された娘、高校進路も決まり中学生活もあとわずか。 相変わらず、中学校には週1回放課後登校する程度。 卒業式の数週間前から、「卒業式は出ない。」と言っていた。 「そう…」 少し内心びっくりしながら、でもやはりそうかと思う。 動揺を見せないように聞いてみる。 「いいの?寂しくない?」 多分、寂しいのは私だ。 実際、夕方まで動けない日が続いていた。 頑張って朝起き上がって行けたとしても、式の間中ぴしっと座って、事あるごとに「起立!」「礼」「着席!」の動作を俊敏に皆と同じようにはできないだろう。 きちんとしたい彼女にとっては、みんなの前でしんどい…