何万字、いや、十万字を越えるという漢字のことを考えていて、思い出したことがある。 ずいぶんと昔のことだけれど、ほとんどすべての漢字を使えるということを売りにしたアプリが、話題になったことがある。 たしか、そんなアプリが二つあったと思うのだが、どうしてもその名前が思い出せない。 思い出せないということは、その後表舞台から消えてしまって、記憶に残っていないということだ。 何か手がかりがないかと考えていて、そのうちのひとつが、「トロン・プロジェクト」というものから生まれたらしいことを思い出した。 「トロン・プロジェクト」は、日本のコンピュータ界の第一人者の「坂村健」さんという方が推進していた活動だっ…