堀井雄二のシナリオによる、コマンド選択式推理アドベンチャーゲーム。 エニックス(現スクウェア・エニックス)より1985年にパソコンゲームとして発売された。 「ポートピア連続殺人事件」「北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ」に続く、「堀井ミステリー三部作」の第3弾だが、唯一ファミコンに移植されなかったため知名度は低い。 2005年より携帯電話版が配信されている。
「軽井沢誘拐案内」の動画を見た。 1時間20分程度で最短クリアをしている。 今から振り返るとあっけないものだが、ぼくらがこのソフトが発売された当時、謎の渦中にいたことが重要なのである。 ルービックキューブも今となっては最短クリア時間が競技になっているが、発売された当時は誰もがとけずに、誰が最も早く解くかで日本全土を覆う大ブームとなっていたのだ。 当時、自分の周りには「軽井沢誘拐案内」をクリアした人間はいなかった。そもそもこのゲームをプレイできるパソコンを持っている人間ですら限られていたのである。 さらに当時はネットなどなかったから、身近な仲間と数少ない情報を交換しながら解決に向かうしかなく、そ…