申し訳ありません。1④を抜かしてしまいました…。今日は1に戻って、鈴木大拙を指導した二人の禅師にとの出会いについての内容です。幕末から明治の初期は、廃仏毀釈が起こり、仏教にとっては苦難の時代でした。 これは江戸時代、寺が長きにわたって幕府の保護下で民衆の戸籍管理のようなことをしたり、葬送儀礼を行うことで収入を得たり(今で言う葬式仏教は江戸時代に成立?した)、出家僧の堕落などに対する民衆の不満や反発が、討幕と尊王攘夷の中で爆発したことが大本にあります。そうした中、鈴木大拙の最初の師、今北洪川は武家のみに限られていた参禅を広く受け入れ、近代化に適応した新しい禅の道を啓こうとしました。 鈴木大拙が世…