企業結合の対価として株式を交付する場合、通常、株式を交付する企業が取得企業となりますが、そうでない場合もあります。この場合を逆取得といいます。ここでは、逆取得についての会計処理についてまとめておきます。 会計基準を読んでいるだけではわかりづらいと思いますので、設例を通して確認しましょう。 (前提) ・企業結合の形式:吸収合併 ・吸収合併存続企業:X社 ・吸収合併消滅企業:Y[社 ・企業結合の対価:自社株式(新株発行) ・取得企業:吸収合併消滅会社 ・発行済株式数:X社:200株、Y社:300株 ・合併比率:X社:Y社 = 1:2 ・Y社株価:@50 (会計処理) ・個別上の処理 吸収合併存続会…