3.未実現利益の消去 グループ会社の間で商品などを販売した場合、売り手が得た利益は内部利益であって、グループ外部へ販売されるまでは、まだ実現していない利益です。期末時点でグループ会社の間で取引された商品などにこのような内部取引に絡む利益が含まれる場合、それを消去するための仕訳を連結修正仕訳として計上します。 設例で確認しましょう! ・棚卸資産の場合 例)親会社P社は子会社A社に対して、1,000で仕入れた商品を1,200で販売した。期末時点でA社は当該商品を保有している。 (仕訳) 売上原価 200 / 棚卸資産 200*1 *1 1,200 - 1,000 = 200 ・固定資産 例)親会社…