ガンマ関数やゼータ関数の解析接続や解析的な性質を述べるために必要な複素関数論の定理を述べます。 正則な関数列の定理:関数列$\{f_n\}_{n\in\mathbb{N}}$が開集合$U$上で正則で、$U$の任意の有界閉集合で関数$f$に一様収束する(このとき広義一様収束という)とき、$f$は$U$上で正則である。 一様連続の定理:有界閉集合で連続な関数は一様連続である。 正則な積分関数の定理:$U\subset\mathbb{C}$を開集合として$F(z,s)$を$(z,s)\in U \times [a,b]\subset\mathbb{R}$で定義された関数で次の2つの条件を満たすものと…