―記事概要 宮城県の松島湾の中で一番大きな島「宮戸島」では、毎年1月14日の小正月に「えんずのわり」という行事が行われる。 この行事は、集落に住む小学2年生から中学3年生までの男子が、海岸の洞窟などで6日間共同生活をしながら神社へ参拝したり、地域の家々を訪れて「じいちゃん、ばあちゃん、達者で長生きするように」など声を掛けてまわる行事で、200年以上前から伝わる国重要無形民俗文化財だ。 しかし、この地区は東日本大震災で集落の大半が流され、残った家も大半が高台へ移転したため、来年は小学2年生から中学3年生までの男子が一人となる。 しかし、「一人では無理」との理由で、この1月下旬に自治会は開催中止を…