はしご酒(Aくんのアトリエ) その六百と八十四 「ブラ~ックボックス!」 我々一般ピーポーごときには知らせてはならない、知らせる必要もない、みたいな、そんなコトを使命と感じ、その使命を果たすことに命を懸ける黒塗り野郎やら白塗り野郎やらがウジャウジャと屯(タムロ)する「ブラックボックス」ワールド、が、あの人たちが考える、望む、理想とする、政治のカタチ、有りよう、なんだろうな。と、ほとんど独り言(ゴ)つように語り続ける、Aくん。声のトーンもボリュームも大人しめだけれど、その内側は、けっして穏やかではなさそうだ。 「エラそうに『ブラ~ックボックスをブッ潰す』などと宣って、多くの共感を呼び、信任を得て…