改革は百点でないがゼロ点でもない。百点でなければ辞任、とはおかしい。それならすべての審議会の委員は全員辞任しなければいけないことになる。表向きの美辞麗句の裏に隠された真相を実証的に解明するのがメディアの役割ではないのか。アガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』ではないが、「鉄屋」「鉄道屋」などと揶揄された委員らの背後にどんな勢力が蠢いていたのか僕は知っていた。個々の委員の発言との関係を疑い出すと眠れなかったぐらいだ。”殺人の動機” がないと明白なのは組織的背景を持たない大宅映子委員と僕だけであった。(猪瀬直樹『道路の決着』文春文庫、2008) こんにちは。昨日は土曜授業でした。今日はこれ…