二週間で音楽の本を二冊読んだよ。 // 佐々木敦『テクノイズ・マテリアリズム』 // ジョン・マウチェリ『指揮者は何を考えているか』 // 佐々木敦『テクノイズ・マテリアリズム』 テクノイズ・マテリアリズム 作者:佐々木 敦 青土社 Amazon 「テクノイズ」というワードについては今年の4月に読んだ菊地成孔, 大谷能生『憂鬱と官能を教えた学校』で知った。菊地成孔は自分なりの解釈として、ピアノの打鍵音やリップノイズなどの「発音」において不可避的に含まれる非楽音をテクノイズと定義づけている。はて。全く聞いたことのない概念だったのも相まって興味を持った。 佐々木敦は、テクノロジーに内在するノイズを…