孤独である,のか....? わからない。ひとりでいたいのだが、誰かの声を聴いていたい。誰かというは家族以外だ。求められている自分を演じたい。演じた後疲れてしまうことがわかっていても、明るさと笑顔を取り戻したい。痛みに鈍感でへらへらしながら擦り傷をたくさんこさえ、傷の数に存在意義を見出し道化に成り下がっていた頃の自分が愛おしい。傷を理由に現実から目を逸らし、どうにもならないと諦めていたころは楽だった。選択した責任はすべて自分にあるが自分は傷だらけなのだから動かなくていいのだ、傷だらけなのだから庇護の対象になるべきだとほんのすこし思ってしまっていた。 でもそんなんじゃ幸せになれない。私だって幸せに…