2005年の夏なので、私が27才の時です。小泉劇場の最高潮、郵政選挙が行われていました。 改革政治家の小泉が人生をかけた「改革の本丸」である郵政民営化を強行したのです。しかし、郵政民営化法案は衆議院で可決されたものの、参議院で否決されます。ブチ切れた小泉が衆議院解散に打ってでました。 (は? 参議院で否決されたのに、衆議院解散って、八つ当たりじゃん。小泉は気が狂ったのか? 衆議院だけで解決するためには、3分の2以上の議席をとらないといけないよ。そんなの99%無理だよ) しかし、そんな私の予想は大間違いでした。自民党の郵政民営化反対勢力を自民党から追い出して、つまり自民党の一部を敵に回したのに、…