正徳5年11月2日。この日から酒の値が下がり、去年の酒は150文、新酒は90文。亥刻(午後9時)、名古屋の内藤藤左宅で室賀左門に日向守様(松平義孝)御用人を仰せ付けられる。左門はかねて仰せ付けられた通り崇巌院様(松平義行)の御骨に付いて高野山に出発する。
正徳5年10月28日。御蔵米のこの年末の買留は2分で値段は7斗。引起は6斗5升。新酒は100文、昨年の酒は160文。銭1分で815文。米は1両で6斗5、6升。文左衛門の米などは7斗位。