岸田首相は衆院島根1区の応援に2度入ったが、自民党公認候補の勝利には結びつかなかった(27日、松江市) =共同 島根で自民敗北 裏金の政権不信深刻だ(2024年4月29日『北海道新聞』-「社説」) 衆院3補欠選挙が投開票され、与野党の一騎打ちとなった島根1区で自民党候補が敗れた。 自民党は、残りの東京15区と長崎3区で独自候補の擁立を見送って不戦敗となっており、事実上の「3補選全敗」となる。 最大の焦点は自民党派閥の裏金事件や政治改革のあり方だった。 岸田文雄政権が、真相究明に本気で取り組もうとせず、再発防止や政治資金の透明化にも後ろ向きであることが、厳しい審判につながったのは疑いようがない。…