「自分でできる対人関係療法」という本を読みました。 著者は水島広子さん,精神科診療のお医者さんです。 心理士ではない方の著書を読むのは久しぶりでした。 印象に残ったことを3つ述べます。 一つ目は,対人関係を3種類に分けるということです。 一番大切な関係を第一層とします。 この層を「重要な他者」と呼びます。 配偶者や恋人,親や親友が入ります。 第二層は,第一層ほどではなくても親しい関係にある他者です。 友達や親戚などが入ります。 第三層は,仕事上のつき合いなどの関係者です。 同僚などですね。 これらの層をはっきりと区別し,同じようにつき合ってはいけないと筆者は述べます。 特に,第三層を第一層のよ…