「自分の健康は自分で保つ」ことができる方法があると、最近では、活元運動に関心を持つ人が増えています。 活元運動により「自分の健康は自分で保つ」ことができるのですが、それには活元運動の質が良いものとなることです。質の向上には、訓練が進む中で「身体感覚」が発達することが肝要で、これについて述べたいと思います。 2002年6月、『整体入門』(筑摩書房)が復刊され、ベストセラーとなりました。多くの人が整体協会に押し寄せる中、野口昭子夫人は「年頭のご挨拶」で次のように述べています(『月刊全生』)。 新年おめでとうございます。 思えば六十何年か前、若き野口晴哉の『全生』に共感し、整体の道ひとすじに生きて、…