釜石公民館

かまいし寺子屋クラブの活動の概要を紹介します。今回は第47回開催の概要を紹介します。 開催日時：2月22日(土) 10：00ー12：00開催場所：釜石公民館 活動室2 論語の素読と鑑賞から始まりました。今回鑑賞したのは以下の章です。簡単に紹介します。 1.八佾第三(24)：儀(ぎ)の封人(ほうじん) 見(まみ)えんことを請(こ)う。（以下略） 孔子一行が、衛国の関所に着いたときのエピソードが語られている章です。 孔子と面会した関所の役人が、孔子の弟子達に次のように語りました。 「天(てん) 將(まさ)に夫子(ふうし)を以(もっ)て木鐸(ぼくたく)と爲(な)す。」、 訳：「天は、先生を一国だけに…

開催日時：1月25日(土) 10：00ー12：00開催場所：釜石公民館 活動室2 かまいし寺子屋クラブの活動を紹介します。 いつものように、軽い雑談から始まりました。 雑談も終わり、論語の素読と鑑賞に入りました。今回鑑賞したのは以下の二つの章です。 1. 八佾第三(22)：子曰く、管仲の器は小なる哉(かな)。・・・ 当時、名宰相として評判の高かった斉の国の管仲を、孔子が「器が小さい」と評したエピソードです。「器が小さい」の現代の意味を確認して、「器が小さい」について雑談を楽しみました。 2. 八佾第三(23)：子 魯の大師に樂を語りて曰く、・・・ 孔子が音楽の構造（構成）について語っている章で…

かまいし寺子屋クラブの活動の概要を紹介します。今回は第45回開催の概要を紹介します。 開催日時：12月28日(土) 10：00ー12：00開催場所：釜石公民館 活動室2 いつものように、軽い雑談から始まりました。 雑談の後に、論語の素読と鑑賞に入りました。今回鑑賞したのは以下の二つの章です。簡単に紹介します。 1. 八佾第三(20)：子曰く、關雎(かんしょ)は樂しみて淫(いん)せず （以下略） 本章は、詩経のよく知られた詩である關雎についての孔子の鑑賞が語られている章です。そこで、まず、關雎という詩を知るところから始めました。 詩の内容の理解の他にもうひとつの知識が必要です。 それは、この詩に…

かまいし寺子屋クラブの活動の概要を事務局の目線で紹介します。今回は第44回開催の概要を紹介します。 開催日時：11月23日(土) 10：00ー12：00開催場所：釜石公民館 活動室2 いつものように、軽い雑談から始まりました。 雑談の後に、論語の素読と鑑賞に入りました。今回鑑賞したのは以下の二つの章です。 簡単に紹介します。 1. 八佾第三(18)：子曰く、君(きみ)に事(つか)うるに禮(れい)を盡(つ)くせば（以下略）本章のテーマは「礼と敬意」です。最近、中国で開催されたサッカー、ワールドカップ予選での中国サポーターの非礼が話題になりましたので、非礼について考える材料として紹介しました。もう…

かまいし寺子屋クラブの活動を紹介します。 今回は第42回開催の概要を紹介します。 開催日時：9月28日(土) 10：00ー12：00 開催場所：釜石公民館 活動室2 今回は、世間話や本の紹介などがあって、論語の素読と鑑賞に入るまで、いつもより時間がかかりました。かまいし寺子屋クラブはそうした雑談を大切にします。 雑談が一段落して、論語の素読と鑑賞に入りました。 今回鑑賞したのは以下の二章です。 □八佾第三(14)： 周は二代於(に)監(かんが)む。 □八佾第三(15)： 子 大(たい)廟(びょう)に入りて、事每(ことごと)に問う。 前の章は、孔子が周（西周）の文化を高く評価していて、それを引き…

語り合い、考え、見つめ直す「場」 論語をテキストとしながらも、時には地域の歴史や俳句談義などを交えながら、哲学カフェのように様々な視点から社会について語り合う場です。単に論語を学ぶのではなく、そこに書かれていることを契機に自分自身の人生や社会を見つめ直すことを目的とした場です。 ​ 古の人は北極星を頼りに航海や旅をし、漁のため沖合に出た人が直交する山の位置を見ては漁場を確認したように、遠くの動かぬものを見つめることこそが、自らの位置を確認する最良の指標となります。 論語は孔子の言行録を門人たちが編纂したものです。今から2500年ほど前に編まれたにもかかわらず、今なお燦然と輝き社会の大きな指標と…