「七月朔日 (ついたち) には、 地獄の釜の蓋が開き精霊が出て来る」 ことから、 七月朔日は「釜蓋朔日」(かまぶたついたち)とか 「釜蓋あき」「釜の口あけ」などと言います。 七月は「お盆」の月(暦月)。 「釜蓋朔日」(かまぶたついたち)は その 「お盆」の月の始まりの日です。 地獄からの道のりは非常に遠く、 帰って来るのに13日間かかります。 御先祖様が7月15日の「お盆」に 間に合うように帰って来るためには、 七月朔日(ついたち)でなければならないのです。 なお七月朔日は、旧暦時代の日付です。 元来、旧暦7月15日に行っていた「お盆」は、 現在、多くの地域で、 「月遅れ」の8月15日に行って…