今回は駅の構内ではなく駅前です。よって駅ソバとは言えないかもしれませんが、慌ただしさとせわしさが限りなく「駅ソバ」なのです。 相鉄線の改札を出ての横浜駅西口。交番があり狭い路地があります。猥雑、そんな言葉が一番似合う一角で、かつての新宿駅南口あるいは大ガードあたりの雰囲気が残ります。 そんな場所の中では一等地である駅前にこの店はあります。あたり一帯甘じょっぱいだし汁の匂いが漂うのです。 人気の店でいつも人だかりです。特筆すべきは立ち食いにもかかわらず、店内のカウンターに収まり切れないお客様が道路で立ちながらソバをすすっているというカオスさ。アジアの極み的な光景です。1970年代の日本にはあたり…