大臣就任からたった9日で「超高速アウト」を言い渡された閣僚がいる。 それが野田佳彦政権発足で経済産業相に抜擢された鉢呂吉雄氏だった。 鉢呂氏は北海道出身。地元の農協職員を経て、社会党議員として政治の世界に身を置くことになったのだが、 「前任である経産相の海江田万里氏が国会答弁で涙ぐんだり、民主党代表選に立候補するや、これまでの発言を翻してTPP慎重論に転向するなど、経産省は困惑するばかりでした。鉢呂氏もTTP等の通商政策やエネルギー政策で経産省と一部意見の食い違いはあったものの、それでも海江田氏よりはマシだろう、という声が多かった。そんな矢先の更迭に、省内からは『やっぱりこの人もダメだったか』…