前回とはまったく違った描き方です。化石からイメージした、ほぼ抽象画の表現です。どことなく三葉虫を連想して頂ければ幸いです。 この絵にはボカシの要素がありません。しかも筆の操作は直線的です。鋭角的にゴツゴツした岩肌の感じで描いているので当然ではあるのですが、やり過ぎるとエッジが煩くなりがちです。 余談ですが、私は細かいものがいっぱい並んだようなものとか密集しているとかが苦手なのです。いわゆる集合物恐怖症です。あまり病的なものではありませんが、緻密に尖ったものを無数に描き込んだ絵に接することがあります。そんな時はかなりダメージを受けます。 不思議なことに、作家はまだ描き込みが足りないと感じているよ…