先日の日曜日のこと、朝早くから外に出た。まだ涼しいうちに鎌倉駅まで電車を乗り継いで行き、江ノ電鎌倉駅ホームすぐのカフェで朝食を食べた。こんな風にこの店で朝食を食べることは、年に二回か三回のことだけれど、二十年かもっとそんなことを続けている。そして頼むのも、ほとんどいつでもポテトサラダトーストにホットコーヒーで、厚切りの一枚のトーストにバターが塗られていて、横にけっこうな分量のポテトサラダとフレンチドレッシングが掛かったレタスが添えてある。二十年間もっとのあいだ、この添えてあるポテトサラダとレタスは、トーストに載せて食べるべきなのか、トーストとは別に食べるべきなのか、考える。そして、十中八九は別…