<太刀 無銘:一文字(号:山鳥毛)> ・鎌倉時代 ・福岡一文字 作 ・重美認定日 1937.12.24 ・重文指定日 1940.05.30 ・国宝指定日 1952.03.29 ・備前長船刀剣博物館 所蔵 備前の刀工・福岡一文字の作とされるが、長尾家の伝来は長船兼光が打ったともされている。(「双林寺伝記」に<兼光(号:山焼亡)>とある。) 諸説あるが、刃紋が山鳥の産毛を並べたように細やかな模様にちなんで名付けられた。 (上杉家の伝来では「遠山の夕べの山焼けの景色に似ている」ため、山焼亡と呼ばれていたといわれている。) 1556年10月に上杉謙信が上州(群馬)へ出馬した際、白井城主・長尾憲景より贈…