市塵(上) (新潮文庫) [ 藤沢 周平 ]価格: 649 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 町の儒者から甲府藩主綱豊に仕えるようになった新井白石。五代将軍綱吉に子供が望めなくなり、綱豊は家宣と名を改めて、次期将軍として江戸城に入城する。新井白石の博識は家宣政権にとって必要不可欠、と判断した甲府藩の家老の間部詮房から、白石は政治顧問として家宣を助けるように頼まれる。五代将軍綱吉が亡くなり家宣が六代将軍になると、真っ先に生類憐令を撤廃する。 新井白石は次々と改革案を出すも、閒部詮房以外の老中たちの抵抗が大きく、また儒者仲間であるはずの林家を敵に回してしまう。それでも新井白石は是非とも成し遂げなけ…