A long long time ago. とある銀河よりもかなり規模の小さな、とある北関東の秘境の県境の町の地方にしてはかなり大規模な本屋の文房具コーナーで、一つの文房具?ガジェット?を前にしばらく身動きせずに熟考を重ねる高校生。 1984年のことである。 幼稚園、小学校のころからミクロマンシリーズに飽くことなくハマり続け、中学生になるとSony Walkmanは高くて買ってもらえないので、AiwaのCassette boyでとっておきのベスト盤のカセットを聴く。 今思うと物心付いた頃からボクはコンパクトでギュッと密度の高いガジェットに心掴まれる性癖の持ち主だったのである。 さて、この田舎の…