ここまでは空気が上昇すると断熱冷却が起こって気温は低下し,その結果ある高度で飽和して雲をつくることを学びました。エマグラムを用いると雲底高度や雲頂高度を明らかにできるのでしたね。 今回は雲の中で起こっていることについて勉強していきます。 雲の中では雲粒や雨粒ができて,それが成長するとやがて雨となって地上へと降り注ぐのです。 雲粒と雨粒 表面張力と水滴の成長 雲粒のでき方とエアロゾル 雨粒のでき方 凝結過程と併合過程の水滴の成長速度の違い 【まとめ】学習の要点 参考図書・参考URL 雲粒と雨粒 大気が対流によって空気が上空へと持ち上げられると,空気は冷やされ飽和した水蒸気によって雲ができるのでし…