東京都世田谷区にある「三軒茶屋」の読みは「さんげんぢゃや」で、 おしゃれな住宅街のイメージが強く、 吉祥寺や自由が丘と同様に「住みたい街ランキング」などに名を連ねる人気の高い町。 三軒の茶屋が並んでいた場所 江戸時代、大山道と登戸道の分岐するところに 「しがらき」(後に石橋楼という旅館になる)、 「角屋」、「田中屋」の三軒の茶屋が並んでいたことに由来する。 この分岐地点は鎌倉から登戸を経て奥州へ向かう交通の要であり、 現在では国道246号と世田谷通りが交差する場所になる。 3つの茶屋のうち2つはすでに姿を消したが、 「田中屋」は陶器店「田中屋陶苑」として現在も営業を続けている。 近年、再開発事…