前回、柴田姓のルーツ探しは宇佐地方まで来て行き詰まってしまった。この地方(宇佐神宮のある豊前)には柴田姓も田部姓(土持氏の祖)も極めて少ない。手掛かりがない。よってこの線は一旦放置しておく(下図に整理)。 あらためて九州最多の柴田姓が集住する福岡県糸島半島周辺に目を転じてみる。無論、本筋である本州の柴田氏の動向についても見ておく必要もある。そもそも柴田氏の主流(奥州柴田氏、尾張斯波氏が著名)は本州にあり、九州の柴田氏はそこから渡ってきたはずだからである。 福岡市西区、西隣の糸島市に柴田姓が多く人口比率でも一目瞭然である。何故であろう。地元の姓氏研究家に聞けば分るのであろうが何だか面白くないので…