シリーズ(2)の 日露戦争では財政的な負け戦、(3)では日露戦争後は借金と金利負担で四苦八苦していたが第一次世界大戦のおかげで借金返済し、債務国から債権国のイケイケに、(4)では世界大戦後は国際環境が一変、帝政ロシアが消滅し互いに認め合っていた満州利権が御破算に!。アメリカが台頭してきて、中国利権に口出してきます。世界的な軍縮の流れで、日本も軍部を抑えて軍縮を実現します。経済的に豊かになり文化を楽しみ、厭戦ムードが漂います。 kyoyamayuko.hatenablog.com 松元崇さんから学んでいきたいと思います。8章をまとめていきます。 軍縮を推し進めていた加藤友三郎首相は大正12年8月…
幻の遷都論 渋沢栄一の対応 関西商人の東京進出、在京企業の関西移転 横浜港壊滅 「横浜・神戸二大港制」をめぐる争い ユーハイム 震災手形問題 ソ連からの救援物資 外国人から見た関東大震災 日本の情報空間の問題点 エピローグ 民間企業からの震災復興 ――関東大震災を経済視点で読みなおす (ちくま新書) 作者:木村昌人 筑摩書房 Amazon 幻の遷都論 震災で最も被害を受けたのは、東京よりも横浜であった。市街地の90%以上が消失(略)生糸輸出を一手に手掛けてきた港湾機能が壊滅した。 (略) [地震発生の]世界への第一報は(略)横浜に停泊中の東洋汽船のコレア丸から発信された無線[から](略)英文電…
昭和55年6月5日1版1刷 昭和58年10月30日1版11刷 ①先祖は鎌倉時代の武士 ②人生の針路を変えた突風 ③教科書事件の跡始末で苦闘 ④日本精糖株で初もうけ ⑤友を助け損ねて無一文 ⑥独立第一歩―港屋商店発足 ⑦港屋商店建直しに成功 ⑧原敬総理に借金申し入れ ⑨大震災―取引所の恩人池田茂氏 ⑩昭和2年のパニック ⑪張作霖の爆死事件 ⑫取引所委員長に就任 ⑬日本証券投資㈱を設立 ⑭手がけた事業の思い出 ⑮予約取り消した飛行機が墜落 ⑯平和不動産の社長に ⑰各取引所の再建に当たる ⑱今の兜町は「実業」である ・明治13年3月22日越後生まれ。藍沢家は古い家柄で庄屋をしていた。上京し日本法律学…
20世紀初頭から終期まで。金本位制の時代から、金本位制がなくなって変動為替制の時代に至る激動を中央銀行の金保有量、為替レートの変動などの視点でまとめている力作。 1937年3月9日に始まった第一次現送は円安と輸入増加による外貨準備不足のため、金を現送して急場をしのぐ。その後、1941年2月まで4年間日本は米国まで約600トンの金を現送してドルに換えて石油や軍需物資などを買付け。戦う相手から軍需物資の多くを輸入しながら開戦するとは。勝てるはずがないことは子供でも分かると思うけど。 イギリスでは1816年純金113.00162グレーン(7.3225049グラム)を含むソブリン金貨を鋳造し1ポンドと…
今日は当ブログの本題、作成中の年表地図の25ページ目 ”世界恐慌と日本の中国侵略” になります。 歴史年表地図もいよいよ5/6に到達しましたね。残りは5単元となりました少しずつゴールの面影がぼんやり見えて来た気がします! 今回も勿論、あくまで歴史初心者的な目線で見ていきますのでご了承ください😅。 内容途中に誤字や間違いなども,きっと見落としや勘違いなどもあるかもしれませんが、あくまで自家用として作成しているので、その辺はご勘弁。
(2023/10/24) 『日本語で生きる幸福』 平川祐弘 河出書房新社 2014/12/2 ・現在、文化の中心国はアメリカであり、英語が世界の支配語として君臨している。一方、日本は文化の周辺国であり、日本語は言語的にマイノリティーである。日本人が世界と対峙するためには、好むと好まざると、英語を学ばねばならない。だがそんな私たち日本人にも、利点はある―― <はじめに> まず、読者の皆さまに次の質問をお考え願いたい。22世紀の日本列島に住む人々は、はたして何語を話しているのだろうか。可能性として5つの場合が想定される。お笑い種とお思いかもしれないが、筆者は存外真面目である。 何語も話していない。…
「世界史の中での北海道」という視点 北海道はご存知の通り、アイヌ民族の居住地でありましたが、近代以降幕府や政府が経済開発を進める中でアイヌ民族は日本人の支配下に組み込まれ政治的にも経済的にも抑圧されてきた歴史があります。 そのアイヌ民族はアイヌ民族という枠組みで自分達を認識するようになるのは日本の北海道進出の影響が大きく、本来はいくつもの集団に別れ文化や言語も種類がありました。 また樺太や千島列島にも同族がいたり、大陸の狩猟採集民とも文化的な類似性を持つなど、独自の北東アジアのネットワークを有していました。 ※記事の末尾にCodocの「投げ銭」機能を入れています。この記事が面白いと思ったら投げ…
日本が第二次大戦で対米戦争をした理由は満州利権など「経済的な問題」でした。 そして、日本がそうなった原因のひとつに「恐慌」がありました。対米戦争をするまでの日本は3度の恐慌に見舞われました。 1つは「第一次世界大戦の戦後恐慌」1920年2つは「関東大震災での震災恐慌」1923年3つは「昭和恐慌」1929年 このあと日本は経済的に行き詰まり対米戦争に向かうことになります。そして、調べていると「これ、今の日本の現状とそっくりじゃん」と思う点もあり、それゆえ「第三次世界大戦は来るわな」と思いました。 ■日本のキモは「輸出」 日本が経済的に国際社会で生きていくために必要なのは「海外への輸出」です。これ…
・ ・ ・ 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。 ・ ・ {東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博}・ 江戸と明治の防災は、明暦の大火から始まっていた。 大正と昭和、平成の防災は、関東大震災から始まっていた。 令和から日本を襲う災害の被害は想定外の規模となるが、人口激減と経済衰退そして莫大な財政赤字を抱える現代日本は耐えて復興できるのか。 平成までの日本は、人口爆発と経済大国そして財政赤字の少ない健全財政で災害被害を乗り越え復興し発展してきた。 ・ ・ ・ 2023年8月1日7:25 YAHOO!JAPANニュース「関東大震災から始まる苦難の四半世紀、災禍の歴史に学び防災対策を! 福…
1920年代の世界の動きのまとめ 1920年代の世界の動きのまとめ 1920年代の日本 2020年代の日本 1920年代のアメリカ 2020年代のアメリカ 1920年代の世界の動きのまとめ 100年前の動きとシンクロすることが多々あります。 スペイン熱(1918)とコロナ(2020) 原敬暗殺(1921)と安倍晋三暗殺(2022) 第一次世界大戦(1914-18)とロシアウクライナ情勢(2022-) など。 100年前とは違う要素もありますが、不思議と同じことがおきかねないので、どんなことがあったかメモしておきます。 1920年代の日本 震災や恐慌の目立つ10年でした。 1920 戦後恐慌(大…
❝【日本という怪しいシステムに関する一見解】 (初稿1999.10.29)平成15年5月16日改定 岡山県井原医師会鳥越恵治郎(H26年4月17日一部改定) http://www.ibaraisikai.or.jp/information/iitaihoudai/houdai37.html 第37話「日本という怪しいシステムに関する一見解」www.ibaraisikai.or.jp 第37話「日本という怪しいシステムに関する一見解」www.ibaraisikai.or.jp※この記事は一冊の本になるような長文の論文です。学校教育では日本の近現代史は尻切れトンボ傾向のようですが、今日に繋がる20…
❝【日本という怪しいシステムに関する一見解】(初稿1999.10.29) 平成15年5月16日改定 岡山県井原医師会鳥越恵治郎(H26年4月17日一部改定) http://www.ibaraisikai.or.jp/information/iitaihoudai/houdai37.html 第37話「日本という怪しいシステムに関する一見解」www.ibaraisikai.or.jp ※この記事は一冊の本になるような長文の論文です。 学校教育では日本の近現代史は尻切れトンボ傾向のようですが、今日に繋がる20世紀の日本の赤裸々な史実を通して日本の権力構造を解明しています。❞ プロローグ ❝ ※筆者…
❝【日本という怪しいシステムに関する一見解】(初稿1999.10.29) 平成15年5月16日改定 岡山県井原医師会鳥越恵治郎(H26年4月17日一部改定) http://www.ibaraisikai.or.jp/information/iitaihoudai/houdai37.html ※この記事は一冊の本になるような長文の論文です。今日に繋がる20世紀の日本の赤裸々な史実を通して日本の権力構造を解明しています。❞ プロローグ ❝ ※ 筆者は日本人でありながら、どうしても昭和以後のこの国が好きになれない。 一体それはどこから来るのだろうか?。小さい島国で飽くことなく続いた権力闘争のなれの果…
既得損益を守ろうとする世界経済秩序に挑戦した 新興勢力がドイツと日本だった!そして今、中国が台頭していたが・・・・・・ 戦前の日本が震撼した「在米資産凍結」という名の経済封鎖が戦争を起こすきっかけだった!第1章すべてはドイツの経済破綻から始まった第2章ナチスが台頭した経済的要因第3章日本とイギリスの経済戦争 ここが特に面白い 対イギリス 初めて見る第4章満州利権を狙っていたアメリカ第5章軍部の暴走に日本国民は熱狂した第6章世界経済を壊したアメリカ第7章なぜアメリカが世界の石油を握っていたのか?第8章日米英独の誤算 この本、2015年に初めて出版されたときには「マネー戦争としての第二次世界大戦」…