「戦場から風俗まで」がテーマのフリーライター、小野一光さんが東日本大震災の被災地の風俗嬢を五年にわたり取材した、渾身のノンフィクション。 震災を記録したノンフィクションはたくさんあり、それらを「表の記録」とすると...この本は「裏の記録」なのかもしれません。 震災風俗嬢 感想 震災の当日、九州にいた著者は震災を知ってすぐに被災地に向かった。そこで被災地の惨状を何度も目にする。 「この惨状を記録するカメラマンや記者は、自分以外にもたくさんいる。しかし、被災地の風俗を記録できるのは自分しかいない」 という信念の元、著者は取材を続けていくのだが...「こんな時に風俗の取材をするなんて、不謹慎なのでは…